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 第3回 「オイルエレメント」って、何?
みなさんがSSでオイル交換を依頼されるときに「オイルエレメントも交換なさいますか〜」と、聞かれることは多いと思います。
さて・・・「オイルエレメント」って、何でしょうか?運転暦○○年のベテランドライバーの方や、ご自分でオイル交換される方ならご存知だと思いますが、免許取立ての初心者の方やメカが苦手な方は「なんだろう??」と思いますよね。
では、「オイルフィルター」っていえば?エレメントもフィルターも、呼び名が少し違うだけで、同じ部品なのです。
今回は、そのオイルエレメントってどんなものかを、具体的にお話しましょう。
エンジンには、エンジンオイルという、潤滑油が入っています。
前回、「オイルは働き者」ということをお話しました。エンジンオイルは、常に汚れるものなのです。
エンジンオイルはなぜ汚れるのでしょうか?
エンジンオイルが汚れる訳は、次のような理由があります。
エンジンの摩耗・摩擦で生じた金属の粉(特に新車時は多い)
エンジンが吸い込む道路や空気中に散々するホコリ
オイルの酸化によって、生じるゴム状のスラッジ(堆積物)
燃料の燃焼によるカーボン(すす)
金属の粉は、新車組み立て時に部品についていた細かな金属粉や、摩擦などで発生するものがあります。
エンジンオイルは、エンジン内を洗浄し、高温にさらされ、長く使用し続けると真っ黒になります。
そのオイルを、フィルターを通してキレイにするのが、オイルエレメントです。但し、このフィルターとは、家庭用エアコンのように掃除すれば再利用できるというものではありません。
どちらかと言うと、掃除機のフィルターに近いですね。ゴミがたまったら、フィルターごと”ポイ”なんです。オイルエレメント(フィルター)は、丸ごと交換するカートリッジ式の部品なのです。
使用前の物は中がわかるようにカットしてあります。
写真はオイルエレメントのサンプルです。使用前はフィルターの色が見えますが、使用後は汚れで真っ黒になります。
オイルエレメントの交換頻度はオイル交換2回に1回です。
走行距離の目安なら、およそ6000km以上でしょうか。
では、何故2回なのでしょうか?3回ではだめなのでしょうか?それはオイルエレメントの大きさが大きく関係しています。
最近の車は室内を広くするために様々な方法を用いています。
今から、15年位前の車は車のエンジンルームも広くエンジンも大きかったのです。またエンジンオイルの量も多く、オイルエレメントも非常に大きかったのです。大きさは・・・そうですね2000ccクラスの車で、ビールの中ジョッキ位のものもありました。それが今では同じ2000ccクラスでも、350mlジュース缶の高さのおよそ半分くらいの大きさです。
室内スペースの確保の為にエンジンルームが狭くなり、また、交換できる場所になくてはならないので、小さくなりました。
これでは、中のフィルターも小さくなりますよね。だから、オイル交換2回に1回は交換なのです。
また、オイルエレメントには、写真のようにスプリング(ばね)が、入っています。
これは、ろ過フィルターが詰まってオイルの流れが極端に悪くなったときにバネが縮んで、オイルがフィルターを通らずに通過する仕組みになっているためです。
こうなると、汚れたオイルはエンジン内をぐるぐる循環してしまいます。
これは、エンジンに良くないですよね。人間で言えば腎臓を持たないようなもので、血がドロドロになって病気になってしまいます。エンジンオイルも同じ様にドロドロ(タール状)になってエンジンの中にへばりつき、最後にはエンジンが焼きついてしまいます。
走行距離や使用条件によってオイル交換の間隔は変わりますが、ご自分のお車にあったサイクルでの交換を心がけてください。
※オイルエレメントの仕組みが、日東工業(株)さんのHPで紹介されています。
日東工業(株)さん:http://www.nitto-kogyo.co.jp/
TOPから製品紹介→オイルフィルターをご覧ください。
注1) ご自分でエンジンオイルの交換をされる方・・・オイルの廃棄方法はお住まいの自治体の指定に従って処分してください。
注2) オイルエレメントは産業廃棄物となり、ご家庭での処分はできません。取り外しにも専用工具が必要で、取り付けも注意が必要なため、オイルエレメントの交換はSSなどにおまかせください。
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