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| さて、オイルの話も第5回目を迎える事になりました。 オイルについて、以前よりお客様に聞かれる話を題材に話してまいりましたが、まだまだ当分話は続きます。 まあ、宇佐美は老若男女のいろんなお客様にご利用いただき、全国にSSがあるわけですから・・・。 |
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| では、本題に移りましょう。 今回は“ん?”と思われている方も多い、「エンジンオイルの交換距離」についてお話しましょう。 |
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| 皆さんはSSで、大体3,000km走行ごとにオイル交換を奨められるのではないでしょうか? 実際に3,000km毎に交換していただけるお客様もおられますし、4,000kmや5,000kmで交換のお客様とさまざまです。で、その「距離」の根拠は何なのでしょうか? |
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| 「前のオイルエレメントの時にもお話しましたが、エンジンオイルは汚れるもので、オイルエレメントがろ過機(フィルター)の役目となり、オイルを“掃除”しているのです。 オイルもオイルエレメントも万能ではありません。仮に7,000kmの間オイル交換しなくても、車は動くでしょう。でも、エンジンの音が大きくなったり燃費も悪くなったります。これはオイルの性能低下によるものです。 オイルはいろいろな仕事をしています。その中に“洗浄”という仕事があります。エンジン内部を流れ、不純物(ホコリや燃えカス<スラッジといいます>等)を包んでオイルエレメントまで運びます。ところが、オイルエレメントでろ過し切れない汚れもあり、だんだんとオイルは汚れていくのです。汚れていくとどうなるでしょう? オイルはエンジン内でごく小量ずつ燃えています。燃焼室(シリンダー:ガソリンと空気の混合気を燃焼させる部屋)で僅かずつ燃えるのです。エンジンオイルは色々な添加物が混ざっています。ガソリンなどの燃料よりも燃えカス(スラッジといいます)が多く出るのです。オイルが汚れることでスラッジの量も増加します。判りますよね。悪循環なのです。 スラッジがエンジン内に堆積することで、エンジンの円滑な回転を阻害します。当然燃費が悪くなり、エンジンの抵抗になるのですから加速も悪くなる・・・のは想像つきますよね。 |
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| エンジンオイルはてんぷら油と同じです。使えば使うほど油は汚れ黒くなります。 てんぷらは「カラッと」揚がらなくなり美味しくなくなります。でも、てんぷらを揚げるだけなら可能です。 何とかてんぷらが揚がるだけの油と、動くだけなら問題ないオイル。 交換距離を伸ばして、継ぎ足して使っているエンジンオイルは、黒くてマズイてんぷら油と同じではないでしょうか。 |
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レベルゲージは、乗用車のエンジンで、アッパーレベルとロワーレベル間が約1リットルの表示になっています。写真のオイルゲージはオイル交換前の1,600ccのガソリンエンジン車です。交換後の走行は約4,000km。もう一枚の写真と較べていただくと一目瞭然です。この車はオイル喰い(余分な燃焼)も少なく、エンジンオイルが汚れているだけですが、このまま交換せずに走行を続けると、オイルの余分な燃焼などで少しずつ調子が崩れたかもしれません。 これも、古い車で走行距離の多い車と、新車では全く違う結果になり、使用しているオイルのグレード(性能)や種類、ベースオイルなどによりこの数値や現象は著しく変化します。 |
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| では、最近の新車では、オイル交換の目安は10,000kmとか、15,000kmなどといわれるものもあります。 どういう事なのでしょうか? 車両の説明書には「オイルの量を点検し、減ったら補充してください」と記入されています。 自動車メーカーの推奨値は60km/hの一定走行で、エンジンに負担をかけず、且つ新車でエンジンが動くという数値ではないでしょうか。これは交換時期の最上限といえ、通常こんな条件では走行できませんから、現実的な交換距離では無いでしょう。継ぎ足しは、注入される新しいオイルの性能が発揮できません。応急処置のようなものです。 過去にもオイルが減ったって、交換せずに補充ばかりしているお客様もいらっしゃいました。 結果、いつもエンジンは大きな音を立て、走りはすこぶる不調で燃費も最悪だという事でした。 別に乗りつぶすわけだし、動けばいいというお客様には私どももなんともいえませんが・・・。 本来、エンジンオイルは稼働時間で判断するのが適切なのかもしれません。事実、工作機械などのオイルは、「稼働時間○○時間」という目安で交換されます。これは一定条件での稼動で、運転状態がほぼ一定の為、時間が目安となるのでしょう。ほんとは“エンジンの中のピストンが○○km稼動した”というのが正しい基準ではないでしょうか。車の場合、エンジンの稼働時間を測ることが難しいため、わかりやすい距離が目安となっているのです。 距離を目安にする場合でも、高速走行ばかりするドライバーと、毎日渋滞ばかりの時間に走っている車では、条件が大きく異なります。 同じ3,000kmでも1ヶ月で走りきった3,000kmと6ヶ月かけて走った3,000kmではオイルへの負担は大きく違うのです。長い時間空気にさらされたエンジンオイルは“酸化”していきます。傷んでゆくのです。エンジンが温まらない状態で、ほんの少しの距離を通勤される方や、たまにしか乗らないお客様の方が、オイルには厳しいのかもしれません。 酸化=傷みの判断基準が6ヶ月ということではないでしょうか。ひょっとすると・・・「盆と正月に忘れずに・・・」という意味もあるのかもしれませんね。 様々な理由で宇佐美のスタンドでは、お客様の快適なドライブと低燃費と絶好調の走りを支える、それを維持するには、エンジンオイルは走行3,000kmまたは6ヶ月間の使用での交換がベストと判断しているのです。 エンジンオイルの交換の目安はまず、走行距離が3,000km毎、忘れながら長く乗っても走行距離5,000kmを越えないようにしましょう。前回の交換距離などがわからない場合は、お気軽に点検をお申し付けください。 車のコンディションを常に維持する為の秘訣です。 |
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